スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~

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「よっ、風家」


「あっ……こんにちは、村星君」


放課後。いつもの様にクリスの散歩に出かけ、風家と合流。


私服に着替えた風家は、イブを膝の上に乗っけて頭を撫でていた。


「イブ、気持ち良さそうだな」


「そうですね……じゃなかった、そうだね。昔からこうしてると、ウトウトし始めるの」


隣に座ると、まだぎこちないながらも一生懸命タメ口を使おうとする風家。


敬語が出ると目が色んな方向に泳いで慌てて言い直している事に、彼女は自分で気がついているのだろうか。


「クゥ~~ン?」