『ありがとう…大好きっ!!』


湖柚と初めてのデートは、まさかのそれぞれの愛犬も同伴の“2人と2匹”デート。


そんな珍しいデートでも楽しくやっていたのに、湖柚の小学校時代の同級生達が話しかけてきた瞬間、湖柚は顔を青くさせていた。


彼女の過去を知るオレは、コイツ等も湖柚にトラウマを植えつけた人物達だと見抜き……ああ言ったワケなんだけど………


まさかこんな言葉が返ってくるなんて、思いもしなかった。


「ハッ!?ちょっ……えっ!?//////」


えっ?なんだコレ!?


オレ暑さで幻聴でも聞いちまったのかっ?