何コレ何コレ!村星君甘過ぎるよ!彼本当に女嫌いなの!?


教室では女子には私と、最近は己園と七智位にしか笑いかけない村星君。


そんな村星君の笑顔をこんなにも間近で見られるなんて、私はやっぱり幸せ者なのかもしれない。


「じゃあそろそろ帰るか。あまり遅くなると、湖柚の家族心配するもんな」


「えっ…もうちょっと一緒にいたい……」


「だから天然ブッ放すな湖柚!!押し倒すぞっ!!//////」


なぜか顔を真っ赤にしている村星君を見ながら、心の底から湧き出る甘くて温かい気持ちに身を委ねていた私なのだった。