とゆーか幼稚園時代から茶髪をからかわれていたから、恋愛抜きにしても男の子に“好き”って言った事無いかも……お兄ちゃんや親戚の人を除外したらだけど。


恥ずかしくってギュッと目を閉じていると、フワッと温かいものに包まれる。


「ハハッ……やっと……やっと、手に入った」


ゆっくりと目を開けると、私は村星君に抱きしめられていた。


「これで今日から、湖柚はオレの彼女だから。もう…逃げんなよ?」


「逃げたりしないもん………こうなったら、とことん村星君につき合うよ」


「おっ、随分と強くなったじゃねぇか、湖柚ちゃん」