所さんと別れて、日本家屋を出ると、村星君にとても真剣な瞳でそう言われた。


ここまで言われたら、もう信じるしかない。


村星君は、“私”の事が好きなんだと………


「村星君……私……私…………」


でもね。


私、素直に喜べないんだ。


私だって村星君が好きなんだから、アナタに想われてるって知って――――…とてつもなく嬉しい。


本当なら、今すぐ『私も好きです』って言いたいよ。


でも………本当にこれでいいのかな?


「私で…いいの?」


「もちろん。お前が彼女になってくれるなら、オレメッチャ嬉しい」