真っ赤になった顔を掌で隠し、ぶっきらぼうに言うオレ。


和果は珍しくテレているオレを見て、ニヤニヤが止まらないらしい。


「オレ様の喜仁がそんな風になるなんて、風家さんの威力って凄過ぎでしょう」


「だからウルセェよ……」


「ハイハイ。まーーったく、風家さん以外の女の子には相変わらず冷たいのねぇーーー」


ケラケラ笑う和果を、所家の飼い犬3匹が不思議そうに見上げていた。


あーーもう!もうちょっと時間ズラして帰れば良かった!!


美少女なコイツに一目ボレする男はたくさんいるけど……オレにはぜってぇムリ!!