スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~

「……ありがとう、皆。メチャクチャ緊張してたから、気が楽になったよ……」


ゆっくりと口元を上げ、素直にお礼を伝えてみた。


私がいつまでもバリアを張ってると、皆も遠慮してしまう。


だからこうやって笑うのは、私の今出来る小さな一歩。


「//////……ホワァァ~~~…」


「いや、えっと………オレ等は事実を言ったまでで……//////」


「ヤベェ、鼻血出そう……」


首を少し傾げてお礼を言うと、なぜか皆顔が真っ赤に染まった。


「………?どうして皆、いきなり顔真っ赤になってるの?集団熱中症とか?」