「実を言うと今までメガネ無しの湖柚に着せ替えした事あったんだけど、どれもこれも失敗でさ。だけど今回は大丈夫だと思うよ!楽しみだなぁ、湖柚のイメチェン姿♪」


猫野の目も見違えた湖柚の姿を期待しているのか、キラキラ輝いていた。


本当なら湖柚も、今時の女子高生だ。ネイルやメイクをしてこうやって顔を輝かしたかったハズだ。


―――今からでも遅くない。湖柚はきっと輝ける。


「ねっ、村星君。湖柚の事とは別に聞きたい事があるんだけど……」


「何だよ、猫野」


「所さんと村星君ってさ、ただのご近所さんってだけじゃ………」