スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~

なるべく優しい声で促すと、湖柚はゆっくりと両手を自分の顔へ。


――――カチャ…ッ


「えっ………」


そしてかけていたメガネを外したので、オレはかなりビックリしてしまった。


オレが湖柚のメガネ無しバージョンを見るのは、湖柚が女子集団に絡まれた……そう…丁度あのやり取りをした日以来。


3回目の湖柚の素顔は、やっぱり雑誌に出てくる様な美少女っプリだった。


でも湖柚って……確かメガネ取られて素顔見られるの、とてつもなく嫌がってなかったっけ………?


『私は美少女なんかじゃない!そんなお世辞いらないよっ!!』