「はぁー、一時間目、英語かぁー。だりーなー。あっそうだ。千春、一緒にサボらねぇか?」


ドキッ。そんな顔で見つめられたら……。

ドキドキしちゃうじゃん。あー、もう。

心臓がバクバクしてるー。

あー、おさまれーおさまれー。


「おい。聞いてんの?」


ビクッ。

完全にポヤーっとしていた私にあっちゃんが問いかけた。


「あっ、う、うん。いいよ。」


私がそう言うと、


「ならよかった。」


あっちゃんは、ニコッと私に笑いかけた。

うゎー、その顔も反則だょー。

かっこよすぎるんだもん。


「なに、ボケーっとしてるんだよ。ほら、行くぞ。」


「うん♪」


私はウキウキで、あっちゃんについていった。