アミが働いてるのは居酒屋。
お店に着き席に案内され、テーブル席に座る。
アミはヘルプで数回きたことがあるらしく店員さんと仲良く話す。
あたしにも話をふってくるけど適当に聞き流してぼーっとしていた。
【じゃあ、俺戻るわ!注文の時呼んでね~!】
「あいよ~!」
来店してから15分やっと会話が終わったらしい。
そしてあたしはオープンキッチンの方をちらっとみてアミに目を戻して…
ん?あれ、なんか見覚えあるような人が…
顔ごとオープンキッチンの方をみる。
色白の肌に黒のバンダナから見える金色の髪…
その人はこちらをみて少し驚いた顔をしてからにっこりと微笑んだ
【あっ、ソラさん!ユミ、紹介するね、あたしらの3つ上のソラさん!同じ店舗で働いてるんだけど今日はこっちにヘルプできてるの!】
『え~と。こんばんは。アミと知り合いだったんだね?』
「こんばんは。俺もびっくりしたよ、まさかユミがアミちゃんの友達だったなんて笑」
あたしとソラの会話を聞いて首を傾げるアミ
『昨日知り合って…』
「まさか昨日の今日でまたばったり会うなんてビックリだよね。」
【そうなんだ~】
ニヤニヤしながらアミは交互にあたしとソラの顔をみる
「あ~ドリンクのオーダーとった?」
あたしが首を横にふる
「何にする?」
【じゃあ、生1つと巨峰サワー1つ。
それからエイヒレ、枝豆、タコから!とりあえず以上で!】
「おっさんみたいなオーダーだね。笑」
【ユミが好きなの!笑】
「意外だわ~」
ちょっと待っててって言ってキッチンに大きな声でオーダーするソラ
そんな姿をみていたらアミの心配した声が聞こえる
【ソラさんはやめといたほうがいいと思うよ?】
