次の日の朝
あたしはやっぱり寝坊してしまいひとり慌てる

時刻は8時半
9時には店に行かないといけないあたし。
素っぴん決定…
メイク道具をカバンに入れる。

でも今から電車に乗っても店がある駅まで45分かかる…
はぁ~とため息を吐き店長に電話して起こられました


なんだかんだで今日は21時あがり!

アミと待ち合わせ場所の銀座に向かう。


銀座にくるといつも思う。
場違い…

田舎育ちのあたしには敷居が高い気がします…ハハハ

携帯をいじりながらアミを待つ

毎回ながらアミは時間にルーズだな、おい。
まぁ気にしてないけど!

遅れること15分。

「ごめーん、ユミ~」

声のする方を向くとアミが走ってくる。

茶色の長い髪を毛先だけ巻いて、背はヒールはいて170くらい
細いけど細すぎないウエストに大きな胸
メイクはナチュラルメイクで服装は大人カジュアル。
アミは可愛いより綺麗系。
あたしにはない大人っぽさが魅力的で性格もアネゴって感じ


『大丈夫よ~!待つのは慣れてますから!笑』

ちょっと意地悪っぽくいってみた

「ごめんね?」

『いいよ!今日はアミの働いてるとこ行くんしょ?』

話を変えるとアミの表情も笑顔になる

「そうそう!正確に言うとあたしの働いてるとことは違うんだけど…
同じ系列のお店!
今日ヘルプで同じ店の人が2人きてるはずなんだ~」

『へぇ~。』

「あっ、あまり興味ないんでしょ~?
前に話したコクられたって言ってた人いるじゃん?
その人も来てる。」

それを聞いて目が輝く!
アミにコクった男…見極めなくては!
あたしが思ってることを察知したのかアミはユミ怖いって笑う

アミは数少ない友達で親友って呼べる2人の1人
悩んでるときにすぐ気づいてくれる。
大切な子

アミにコクった男をみるのにこの時はワクワクしていた。