『こんばんは』

彼の優しい微笑みには負けるけど笑顔で言って隣の特等席に座る

「こんな時間に女の子一人で公園なんて来たら危ないよ?」

『大丈夫。あたしを襲う人なんていないし、あたし夜の公園好きなんだ!』

「俺も夜の公園好き。でも一人で来るのはやめな?」

何でかな?
あたしは何気に人見知りで初対面の人と話すのは苦手なんだけど…
彼とは初めてなのに初めてじゃない不思議で安心する。

『ん~なるべく気をつけます。笑』

「なるべくね…笑」

二人で笑う。

『あなたはよくこの公園にくるの?』

「ん~たまに。君は?」

『あ、あたしユミ。ん~この公園知ってから結構来てるかも!えへへ。』

「えへへって…
危ないから…!ゆみちゃんか、俺はソラ。」

『ソラくんは何歳?同い年くらいに見えるから18歳くらい?』

そう言ってあたしはジェスチャーでことわりながらタバコに火をつける。
彼もタバコに火をつけた。

~あ、タバコ吸うんだ~