テーブルとテレビ… ここで生活できそう。

それから、水とメロンパン。薬、救急箱。
この服は…?

ミカは服に気づいた。
この服は誰の服だろうか。
着てみると、サイズがぴったりで、センスも良い。年相応だ。
昨日の今日で買ったとしたら早すぎる。
それに、自分の年代に合っている服を、男の彼が知っているのだろうか?

もしかしたら、妹や姉の服かもしれない。でもそしたら、家の中にはどちらかがいる。
彼女の服?だとしたら、私は居場所が無くなる。もう、帰る場所なんて無いのに。

ミカは救急箱をとり、足にはバンソウコウを貼った。
布団の中は見ていないのかな?
きっとそうだ。彼はとっても紳士なんだ。

薬… の前に食事をとらないと。
でも、もう熱も無いみたいだし、大丈夫かな?

薬を取ろうとしたミカ。メモを発見した。