紅蒼物語




「自分から髪を燃やして、どうしたのさ」




これじゃあ、もう攻撃に使えなくなるよ?






「フフン
ちゃんと見てごらんなさい!」





鼻を鳴らして言わないでほしい。







言われたとおり、今も燃え続けている髪を見る。
 



 



………あれ?





燃えてない?




いや、燃えてはいるんだが、なんといえばいいのか……



髪が炎を纏っているように見える。







「驚きすぎて、言葉にならないの?
フフ。 可愛い子ねえ

ますます、欲しくなったわ」







「だから、俺はあなたのモノになんか、ならないと言ってるでしょ?」





冗談じゃない。 




俺は、氷刀を構える。




一本をグッ と真っ直ぐに持ち、オキを見る