紅蒼物語




「では、合否を発表するヨ」








「待ってください。まだ、決着がついてません。」







「そうだよ! 引き分けなんて嫌だよ!」






私と絲夜は、シロの言葉を遮ってそう言った。








「これは試験だヨ。 試合じゃない。
試験だから、決着をつける必要はない。」





うっ





そっか、試合じゃないんだよね。
ついつい、軍隊の時のクセがでちゃった。






軍隊だと、ちゃんと決着がつくからね





絲夜も、納得したのか黙っている





    




あー!! 受かったかなあ?
落ちたかなあ?!





私は、ドキドキしながらシロの言葉を待った。







「…ま、二人とも強かったし、実戦でもやれるはず。だから二人とも合格ヨ」










「ぃやったああ!!!」





シロの言葉に、私は手をたたいて喜んだ。





絲夜も、どことなく嬉しそうだった。







「やったよう!絲夜あ!
私達合格だってえ!!」






嬉しいね!



皆合格したかな?






私はそのまま、絲夜に抱き付いた



 

 
「うわあ!!
な、何するんですか!離れて下さいっ!」


  




「えーー。なんで?」

 





「なんでじゃありませんっ!
とにかく、俺に触るなあ!!」






抱きつかれて動揺したのか、敬語じゃなくなっている。



  


えー




前に鈴にやっても、拒否しなかったのにい





……英にしようとしたら、笑顔で避けられちゃったけど。



英って、一途だもんね~