紅蒼物語





私は、そのまま身体に巻き付いている植物に手をやった。






朱爪の炎が植物につき、燃える。







「…甘いですよ」







身体が自由になって、喜んだのもつかの間で、またすぐ、次の植物の蔓が生えてきた。







私は、植物の根元を横一文字に切り裂いていく







斬り込みが入ったところから、燃え上がる植物だけど…






「ふえぇー! きりがないよう!」







燃やしても燃やしても、次から次へと生えてくる植物。








だったら!







「狼牙 瞬足!」



 



私は言うが速いか、高速で絲夜に近づく







植物が邪魔だけど、要は捕まらない速さで走ればいいこと!







絲夜に向かって、手を振り上げた瞬間






「深緑魔法 草壁」




絲夜が創り出した、分厚い植物の壁が私の手を弾いた。