「それでは、始め!」 





「おっりゃああぁぁ!!」






シロの合図とともに、私は思い切り地面をけり、瞬間移動の要領で一気に絲夜との間を詰めた。







そして、そのまま絲夜めがけて、跳び蹴りを放つ!


 


 

…が、蹴りが当たる直前、絲夜がとっさに身を引いたので空振りした。



 




私はすぐに振り返り、回し蹴り!








これには対応できなかったようで、絲夜の体が壁に吹っ飛ぶ!





 

だけど追撃をかけようと、走り出した私は少し進んだだけで、体が後ろに引っ張られた。