紅蒼物語




「これで、傷は全部治ったネ
……では、結果を発表するネ」



二人は完全に回復したようで、緊張した顔でクロの前に立った。





「二人共、魔法の威力がかなり高かったネ。 よって、二人共合格ネ!」




その言葉を聞いた瞬間、二人は満面の笑みになり、



「よっしゃあぁーーー!!」



と、叫んだ。



そんな二人に、感情が無いような表情をしていたクロは、僅かに顔をほころばせた。




「……威力が高いと言っても、戦闘技術はまだまだネ。 合格したからといって、気を抜かずに訓練に励むネ」



「はいっ!」



クロの言葉にまた、声を揃えて返事をした。