紅蒼物語



「東国の城も同じくらい大きいでしょ」




城に住んでいるのに分からないのかな?






すっかり立ち直ったあたしは、両国の城を見比べてみてそう思った。






それにあんた王子でしょ 






そんな事を思っていたら、城の門が開いてひょろひょろの、今にも倒れてしまいそうな体型をした白髪のお爺さんが出てきた。







お爺さんというよりも、おじさんかな?






なんせ、魔法使いは寿命がとても長いからよくわからないな。






その人はあたし達の前に来て






「あなた方も試験を受けにきたのですね?
わたくしは、コルジェと申します。

試験を受ける人達を試験会場へ案内する役目を仰せつかっています。

さあ、中へどうぞ」





と、城の扉を手で示しながら言った。