「でも、ゴーレム創るんだったら、あたしもよんでくれてもよかったのに」
二人でなんて、ずるい
「だってぇ 鈴、昨日凄く疲れてるみたいだったんだもん
ホントは鈴も呼ぼうと思ってたんだよ?
だけど、もっと疲れさせたくなかったんだもん」
訓練頑張りすぎだよぉ
と、注意してるつもりなのかもしれないけど、頬をぷくっ と膨らませてる姿は、どうしても可愛く見えてしまう
………そうだよね
あの時は、すごく眠たかったからゴーレム作りなんて、できなかったかも
「俺達が、鈴を除け者にするわけないでしょ」
英の微笑んだ顔は、あたしの知っている言葉を並べただけでは、言い表せないほど、綺麗だった。
「……ホンット、整った顔してるよね」
女のあたしでも、羨ましいよ
「男の俺よりも、鈴の方が内面も外見も綺麗だよ。それに、俺は鈴のその紅い髪、好きだよ」
英の言葉に顔が熱をもってくるのがわかった
多分あたしの顔は、真っ赤なはず
英ってなんでこう、あたしを喜ばせるようなことばっか言うのかな
時々、嘘なんじゃないかって、思うよ
「そ、そんなことよりも、偽物だってバレたら、やばいじゃない」
昨日だって、あんなに陛下は反対してたんだから
「まあ、バレたらかなり怒られるだろうね」
遠い目をする英だけど、でも と言葉を繋げる
「そんなの承知で来たから、鈴が気にすることないよ
怒られるよりも、鈴たちに付いて行かなかったことで、後悔したくないからね」
英が首を小さく傾けると、サラサラの銀髪がふわりと揺れる
…昔からそう。 英はあたし達……ううん。 あたしには過保護なんだ。
あたしはもう幼くないし、軍隊で訓練もしてるんだから、魔物とかに簡単にやられるほど弱くもない
……だけど、あたしは英に心配されるのは嫌いじゃない
最初は、信頼がないの? って思ってしまったけど、今では何故かそう思わないんだ。
なんでだろ?
