*** ふわっと、あたし達が降り立ったのは雑木林 西国の城の近くにある雑木林だ。 まだ朝なのに、うっそうと茂っている木のせいで、辺りが薄暗く不気味だった 「ほえっ! なんか不気味!」 腕を両手でさすりながらブルッと震えた菖蒲 でもその前に…… 「なんっで、英がいるのよっ!!!」 やっと頭が働いて、ものを考えられるようになったけど… 仕事をしているんじゃなかったの?! あたしの怒鳴り声に、バサバサッと枝に止まっていた鳥たちが飛び立った。