「おめでとう」
そう言って雑談する私達の輪に入ってきたのは、登校してきた福田くん。
え、おめでとうって何?
もしかして福田くんも男の感とか言うんじゃ…!
なんて思ってたら、和樹が「あぁ」と言って。
「翔には俺が昨日メールで伝えたんだよ。藤本みたいな変な感持ってねーから大丈夫!」
和樹はそう言って、私の頭を撫でようとしたのか手を伸ばしてきた。
しかし和樹は自分の席に座っていて、私はその前に立っている。
当然その手は届かないわけで。
「和樹、それかっこ悪い」
「だっさっ!」
福田くんと彩音にボロクソ言われている和樹だった。

