立派な木だなー。
こんな木の下で、私は告白をしたんだ。
何も無い場所より、この場所に来て良かったかも!
「なぁ、ここさ、俺らの思い出の場所にしねーか?」
「思い出の場所?」
突然の秋山くんの提案に、私は思わず聞き返してしまった。
「だってさ、俺らこんな立派な木の下で告白して結ばれたんだぜ?美冬への想いが叶ったこの場所を、思い出の場所にしたい。ダメ?」
ダメなわけがない。
私も、ここを思い出の場所にしたい。
「私も、ここを思い出の場所にしたいよ。秋山くんとの恋が叶った場所だもんね!」
私が秋山くんの提案に賛成したのに、秋山くんは何故か不満そうな顔をした。
あれ?
私何かいけないこと言っちゃった?
どうしようと不安になっていると、秋山くんがこちらへ身を乗り出して来た。

