初恋と思い出の場所



あー…やっぱり気づかれてたよね。

私の態度…


どうしよう、何て返事したら良いのかわからない…



私が黙って俯いていると、秋山くんがやっぱり悲しそうな顔をして。



「俺のこと、嫌いになった?」



と、言ってきた。



嫌いになんか、なるわけない。

そんな訳がない。


むしろ意識しているのだ。


私の…初恋の人として…



私が困っているのがわかったのか、秋山くんは「ごめん」と謝って来た。



「変なこと聞いてごめんな?あ、これ、俺の折り畳み使って」



秋山くんは強引に私に折り畳み傘を押し付け、自分はずぶ濡れになりながら自転車置き場へ走って行ってしまい、秋山くんはそのまま自転車を漕いで帰ってしまった。