俺は、自転車を漕いで帰路に着く途中だった。 よっしゃ…! 水谷のメアドゲット! 帰ったら早速メールでもしてみようか、でも緊張するなー。 それにしても、俺が駅まで送るって言った時のあいつの笑顔…。 「可愛かったな…」 ボソッと呟く俺の声は、風の音にかき消される。 って俺は何を言ってるんだ! 女子とメアドを交換したいと思ったのは、水谷が初めてだった。 一週間接して来て、まだ一週間だけれど、水谷はなんだか他の女子とは違うと感じた。