初恋と思い出の場所



委員会が終わる頃には、もうすっかり日が沈んでいた。



まぁ、あんな作業したらこんな時間にもなるよね。

暗い道を歩くのはあんまり好きじゃないんだけどなー…


なんて考えていると、一緒に昇降口に向かっていた秋山くんがさりげなく声をかけてきた。



「暗くなったなー。女子が一人で夜道を歩くのは危ねーからさ、俺送れるところまで送るわ。水谷ってチャリ?電車?」



紳士かこの人は。


でも、正直ありがたかった。

私は夜道は苦手だ。



「電車だよ。送ってもらえるのはありがたいな。秋山くんは電車?」



下駄箱で、上履きから靴に履き替えながら聞いてみる。