初恋と思い出の場所



そうしたらお母さんはわかってくれたようで。



「それはしょうがないわね。でも、美冬の入学式見られなくて残念だったわ」



そう言って、お母さんはリビングへ戻っていった。


あぁ、お母さんに申し訳ないことしちゃったな。

せっかく見に来てくれたのに。



だけど、今日は何だか楽しかったな。


私は自分の部屋に入ると、ベッドに体をダイブさせた。


目を閉じてみると、何故か秋山くんの姿が浮かんで…

私は慌てて目を開けて、ベッドから下りて着替えをした。