避けるぐらい友里が俺に会いたくないなら…と、学校に行かない日も増えた

そんな風に過ごしていると、あっという間に夏休みに入り、友里と関わる機会は全くと言っていいほど減った

俺は、今までよりもっと適当に女と関係をもって遊びまわった

だけど…寝ても覚めても思い浮かぶのは友里の困った顔や、泣き顔で…自分の感情を認める事がどうしても出来ずにいた

「はぁ〜…」

何回吐いたかわからない溜め息をまた吐いて、夜空を見上げる

俺のマンションの屋上は星がよく見える

綺麗だな〜落ち着く…

寝ころんで星を眺めていると、想像もしていなかった音が聴こえてきた

ーカンカン…カンカン…

まさか…違うよな…

星だけを真っ直ぐ見て、平常心を保っていると、ドアが開く音がして、こっちに近づいてくるのがわかった