何故友里に避けられてるのか、詳しい理由は分からなかったけど…友里は意味の無いことを、する女ではないことは分かっていた

『あン…いぃ……もっと!』

嘘くせぇな…コイツ…

俺の上で、淫らに腰を振っているこの女の事は何も知らない

タバコを買いに行ったコンビニで、声を掛けられた。ただそれだけ

暗い所では、まぁまぁかな〜…なんて思ってたけど、ホテルに入って自分の目を疑った

エクステのついた髪はギシギシで色もまばら…目なんか、ただ真っ黒なだけで元が分からない。オマケに肌も黒い

『やあ!もういっちゃう!』

「声出すなよ」

俺が聴きたいのはこの声じゃないと感じた瞬間、喘ぐ女の口に手を押し付けていた

先に達した女の後で、俺もどうにか達した

寝はじめた女を放って、テーブルに金を置いて、外に出た

終始、俺の頭の中には友里が浮かんでいて…口を塞いだ時、友里を想ってあの女を抱いてた自分がいた