数日後

地獄だった実力テストの結果が返ってきた。
そして結果を近くのカフェで3人で見せ合っていた。



俺の結果は全教科平均点以下。
〔現代文〕21点/平均65点
〔数学〕9点/平均58点
〔現代社会〕23点/平均60点
〔科学〕17点/平均73点
〔英語〕3点/平均82点

俺 「……………やべぇよな?これ…」

貴大「うん、やべぇぞ……」

優磨「了太、俺とお前は同じだ。」

俺 「え?でも優磨、勉強してたよな?結果良かったんじゃねぇの?」

優磨「確かに今までよりは点数良かったよ。でも、平均は越せなかった」

貴大「優磨も平均点以下だったんだとよ、全教科」

俺と優磨の考えていることは恐らく一緒であろう。


俺・優磨「(貴大の脳みそを分けてくれ)」


自分の学力の乏しさに絶望しかけたときに、前方をみると愛しき早織が歩いていた。

(驚かしてやろっ)


「わ!!!!」


後ろから肩を叩きながら顔を覗きこんだ。

早織も見事に驚いた。

「わあぁあ!?」

早織の驚き顔は可愛いくて面白い。

だから、たまに驚かしたくなる。