マズイ……マズイぞ、俺……。

しかも、いっつもノー勉な優磨まで今日は
勉強してやがる…。
貴大は余裕な表情でパズ●ラをしている。

…貴大は勉強出来るんだよな…。良いな~
クッソ…………。

マズイ、マズイ、マズイ、マズイ、

心のなかで呪文のように唱えていると、
先生がきたのと同時にチャイムが鳴った。

席に座って、うなだれた。
(点数グッダグダ決定だ…)


気がつくと朝礼は既に終わっていた。
はぁ…っと溜め息をし、もう一度うなだれた。
すると貴大と教科書を広げながら読んでいる優磨が来た。

貴大「うなだれてどうした?」

優磨「あっもしかして了太、さっきテストあるのに気づいた系?w」

俺 「その もしかして だよ…」

貴大「あーあ、了太やらかしちまったなw」

優磨「今回の実力テストは合計点数が平均以下だったら、成績に響くらしいぞ」

俺は絶望した。