「お前は忘れたかもしらないけど、その日結衣はお前と飯行くのをすっげえ楽しみにしてたのに、お前が急にツレと飲みに行くって言うから結衣はずっと待ってたんだよ」




「……覚えてるよ」




ヒカルは呆れてため息をついた。




「それでも結衣は、私がわがまま言ったから彼氏のこと怒らせちゃったって落ち込んでたよ」




「…………」