ゆうきは全速力で走った
さすがサッカー部、追いつけない…
その日行ったコンビニは、あんまり行かないところだったから道も詳しくわからなかった
後ろ見ると警察車が追いかけてきてる
「ここ、渡れる!?」
暗くてよく見えなかったけど、なんか川沿いみたいなところだった
「多分いける!」
後ろには警察きてるし、あたしは勢い良くジャンプした
「よし、走るぞ!」
でもさすがにあたしも疲れて走るスピードが遅くなってきていた。
それをみたゆうきは、あたしに合わせて手を繋いで引っ張ってくれた
今あたしやばい状況なのに、心臓がやばいよ…
