=============================




翌々日。


俺は、DYLKの事務所で、この先どうするかっていう事を、メンバーも交えて、話し合っていた。


「今回の件で、ネット上で様々な憶測が飛び交っているし、世間も暫くは騒ぐだろうが、否定し続け、その後の接点が無ければ、その内収まるだろう。お前達は、安心して今迄通り活動して良い。だが、不必要な露出は控えるように。」


豊橋社長は、ひなのを諦めて、完全に否定する案で進めてく方針を固めた。

ルーチェのメンバーは誰も俺の事を責めず、かといって慰めることもせず、いつも通りの空気を纏っている。孝祐とだって、こないだ話したきりで、あとは深くつついてこない。

それが俺にとって、良くもあり、悪くもある。

だが、さすがにまこちゃんが、マネージャーから外れる件に関して社長が話すと、面々が息を呑んだのが分かった。


「で、新しいマネージャーだが…」


そこまで豊橋社長が言い掛けた、その時。