「すいません…、本当に分からないんです。自分でも、、、恋なんて言葉は、一生縁がないと思っていたもんですから。」
「恋…したの?」
率直な質問に、トレイに敷かれているチラシに視線を落としてから、頷いた。
「…最初は厄介な人だって思って距離を空けてたんです。なのにー」
さよならの時に気付いた。
「どうしてか、もっと一緒に居ることを望んでいて」
自分が、とっくに恋に落ちていた事。
「恋をするまでは、近かったのに…自覚してからは、知れば知るほど、相手が手が届かない人だって事を思い知らされました…」
所詮自分は子供で、受験生で、ただの人で。
トモハルは、大人で、誰もが知ってる芸能人で。
どこをとっても、釣り合いが、取れない。


