いろはにほへと

明るい場所に来ると、自分のぼろぼろさ加減が、赤裸々にされているようで、羞恥心もこみ上げる。


夜の窓ガラスに映った私と、目を合わせることが出来ない。

無論、周囲を見回すことも、不可能だ。


よって、澤田が来るまで放心状態。




「お待たせー!」



暫くしてから、澤田がトレイを抱えて戻ってきた。



「はい!海老カツバーガーと、スパイスポテト!粉かけたら袋振ってね!飲み物は烏龍茶にしたけど、良かった?」



トントントン、と私の前に置かれていく、初体験の代物たち。



「お腹空かないかもしれないけど、私の奢りなんだから、時間かかっても食べてよ!」



目を丸くして見ている私に、ストローを渡し、澤田は悪戯っぽく笑った。