-----ふーーーーっ

窓から見える満月を眺めながら

ベッドの上でタバコを吸う

隣にいるのはついさっきまで

名前も知らなかった男

「ーーー良かったよ。」


「それは良かった」


満足して微笑む男に

そっけない返事をしてまた一息つく


「また、会おうよ。ミオ。」

「考えとく」


そういってあたしは微笑んだ。