「智輝、久しぶり元気だった?」
「久しぶり!あれ?咲良ちゃん?」
咲良に会うのも久しぶり、前に会ったのは、まだ中学に入りたての時だった。
「こんばんは」
少しはにかんで笑う顔はノリに似ている。
「まだ高校生なのに良いの?」
ノリに尋ねると、
「特別に許可もらってるし、あまりゆっくり出来ないから…」
「えっ!?ゆっくりできないって…出発は明日だよね」
「うん、そうなんだけど咲良の調子も良くないから」
「咲良ちゃんが?」
「あっ咲良ちゃん、お誕生日ケーキ買いに行こうか?智輝、今日咲良ちゃん誕生日なの」
「…はい」

