「大槻さん、ちょっと教室にいてくれますか?」

「え、はい」

スミレちゃんとその他女子生徒は何か用事があるのか、教室から出て行った。
ここにいるのは私一人だけ。

目の前にある姿見用鏡を見ないようにしながら、誰かが来るのを待った。