今日は帰りが遅くなったから、ファミレスで夕食を済ませることにした。
私はハンバーグ、渚くんはオムライスを食べている。
「そういえば渚くん、スミレちゃんと仲いいよね」
「まぁそうだね」
「もしかしてあの子のこと好きだったりして?」
「あはは、博士ったら面白い冗談が好きだなぁ。
次言ったらその細い首絞めて失神させてあげるからね☆」
「すいませんでした」
素直に頭を下げた。今、目がマジだった。
「ただの幼なじみだよ。
腐れ縁なんだけど、俺と仲良くしてくれる人なんて限られてるから」
「へー」
そこまで興味はない。
私の返事にそれを察した渚くんは黒い笑顔を浮かべ、私を見る。怖い。


