ーーー 「はい、プリン」 「あ、ありがとう」 散らかった私の部屋はそのままにして、渚くんの部屋に入った。 造りは同じはずなのに古臭さをあまり感じないのは、彼のセンスのよさのおかげだと思う。 というか、あんなことがあった後に機嫌良くプリンなんて食べれない。