渚くんは放心状態の私に説明してくれた。説明が終わる頃にはもう夜は明けていた。 このクッキーの効果は一定時間限定らしい。 つまり時間が経てば私は戻れるということ。 渚くんは文字通りの幼児体型となってしまった私に「あんまり変わらないよ」と声をかけてくれたけど、あれはフォローのつもりだったのだろうか。 …そして現在。 私は渚くんと共に、渚くんが通う高校で授業を受けている。