「…ら!…彩羅!まてっ!」


!?なんで!?まさか追いかけて来てくれたの!!?そんな息切らして!?

「な、な、なんでいるのよ!?」

なんでって…お前、高校の行き方わからんだろ?ほいっと言って笑顔で手を差し出して来た。


その手にそっと手を重ねる…



2回目の晶の手。暖かくて大きい。





安心する手。