「ひ~ふゃぁぁ~~~!!ひふぉふゅうううう!!!(い~や~~~!ちこく~~~!)」



私は転げ落ちるように食パンを食べながら走った



それはもうこれまでにないくらい早く



でも、所詮 中学も文化部だった私がどんなに走っても・・・



「・・・10分遅刻ー遅いっ!! って苺??!!」



この女の子は桜子ちゃん。幼稚園からの幼なじみで、しっかり者なんだけど・・・すっごい驚いてる?



「・・・クスッアハハハハ ちょ、それはないでしょ?!」



・・・?


「食パンくわえて走るってっ!! アハハハ初めて見た!古すぎっ!ってあーーーー!!あの電車で遅刻ギリギリなんだけどっ!!」



「古くないっ!ってええええ~~?!」