届かぬ声を、君に。





このままじゃ、危ない……………。






響也は、私の家に向かっている途中、横断歩道を渡るときにうしろからきたトラックに気づかず、そのまま事故に遭ってしまったらしい。



地獄に突き落とされた気分だった。





私にできることは、響也の無事を祈るだけだった。