初恋は、突然に


もう顔も見たくなくて、くるっと後ろをむいて走る

ひどい。ひどい。
あんな人だと思わなかった…

教室まで戻ったところで、教科書を置きっぱなしなことに気がついた

「戻らなきゃ…」

1年2組の教室にはいろうとした時、
教科書を拾い集めている男の子の背中が見えた

え…?
まこと、くん?

こっそり確かめようと思って、そーっと近づく

ガンっ

痛いっ…机に手ぶつけた…

「あ、お前…」

まこと君に気づかれた!

「あ、いや、あの…」

「…ふっ。ふふ。っははは」

わら…われた?

「はぁ…俺やっぱ、お前みたいなやつほっとけない」

え?どういうこと…?

「…じゃあな」

「まって!まこと君…ありがとう!」

「っ!…おう」

一瞬目が合ったのに、向こうがそらしてしまった
もっと話してみたいな…

あれ?
これって恋?

いやいや。あんなひどいやつに恋なんかするわけ無いじゃん!