初恋は、突然に


私、思わず硬直…

「…立てるか?」

差し出された手を素直に掴んで立ち上がる

「あ、ありがとうございまふっ」

やばっ、噛んじゃった…
うう。また失敗…

「…ふっ。お前、おもしろいな」

にやっと笑った顔もかっこいい…
って、あれ?男の子をかっこいいって思ったの、初めてかも…!?

「す、すいません…っ」

「これ、どこ運ぶの?手伝ってやるよ」

「いちねんにくみ…」

目の前のイケメンは、床に散らばった教科書たちを集めだした

かっこよくて、優しい…!
少女漫画にでてくるような男の子、現実にいるんだ!!

「なにぼーっとしてんだよっ」

ぽんっ
軽く頭を叩かれた

ふおおお///

そうだ、手伝わなきゃ!
あわてて教科書をかきあつめる

「それくらい、もてるよな?
さきいってる」

そういって、3分の2くらいの教科書をもったイケメンはわ、私に背を向けて歩き出した

まさに、少女漫画系男子!!
女の子の理想!!

「ま、まって!!」

「ん?」

「お名前…聞いても…よ、よろしいでしょうか…」

私のお父さん事件を知ってるんだから、同じクラスのはず…

「…市川真公(まひろ)。」

「市川、くん…まひろ!?」

おんなじ名前だ
 
わぁ、これって運命じゃない!?