『ちょっと…そろそろ離してくれない?』 『えー、やだ。』 ほんと離れたくない。 好き。大好き。 もしかして、俺のために…なんて、考えたけど。 『うっさい、涼太郎。寒いわ、バカ。』 『涼太郎のためにとか、ないから。可愛かったから着ただけ。』 で、ですよね〜。 芹南がそんなこと、考えるわけないし。 ま、可愛いからいいんだけどね。