今日も素直になれません。【完】



『もー、芹南。俺の話、聞いてくれる?』



頬を伝う涙を親指で拭いながら、優しい口調で聞いてくる。


『…うん』



ソファに倒れた体を起こしてくれる涼太郎。
改めて、涼太郎と向き合う。




『芹南、好きだよ。』


えっ?いきなり、な、何?
いつも、好き好き言ってくる涼太郎だけど、この流れで言ってくる?


『あたしは嫌いっ‼︎』


また、可愛くないこと言っちゃった。